2025/12/22
親子で竹炭・バームクーヘンづくり体験を開催しました!
12月13日(土)徳地にある山口市立旧串小学校のグラウンドを活用し、4パーミルイニシアチブセミナー「親子で竹炭・バームクーヘンづくり体験」を開催しました。
今回のイベントは、当協議会の研修事業を親子参加型で公募し、21名(子ども11名、保護者10名)の方にご参加いただきました。そして、講師に株式会社樹(いつき)の武石智絵さんにお越しいただきました。
皆さん、「4パーミルイニシアチブ」という言葉を聞いたことはありますか?あまり聞きなれない言葉だと思います。簡単に言うと、農業分野から、土壌中に含まれる炭素を増やすための取組で、地球温暖化対策の切り札として、とても注目されています!
具体的には、全世界の土壌に含まれる炭素量を、毎年0.4%ずつ増やしていければ、人の生活や経済活動で発生する大気中のCO2を相殺することになり、結果的にCO2増加量をゼロに抑えられるという考えにもとづいた国際的な取組です。
その取組の一つに、竹の活用があります。本取組に楽しさと美味しさをプラスした「竹炭・バームクーヘンづくり体験」を武石さんに考案いただき、参加者の皆さんに分かりやすく伝えていただきました!
体験内容は、火の起こった炭化器の中に、どんどん竹を入れていき、1時間ほどで竹炭が完成!次は、青竹にバームクーヘンの生地を刷毛で塗り、参加者の皆さんで作った竹炭の熱を利用し焼いていきます。塗る、焼くを何度も繰り返すと、とても立派なベームクーヘンが完成です。
皆さん、とても上手に焼いて美味しそうに召し上がっていました。
バームクーヘンでかなりの炭を消費したため、残った炭の量としてはとても少なくなってしまいましたが、
・製炭量(残った炭のみ)214ℓ
・炭素固定量(製炭した炭を炭素固定した場合のCO2削減量)69.1㎏CO2
※上記をガソリン換算すると30ℓ分、コンパクトカー走行だけ596km分、1世帯の電力12.54日分、テレビ使用量の1,878時間分のCO2を削減することができました。
参加者の皆さんは、最後の講師の話に耳を傾けながら、今日の体験が、環境(脱炭素)にどう関連し、 どのくらい環境によいのかなどを、親子で会話をしながら考えておられる様子でした。
最後に、参加者(保護者)の感想をいくつかご紹介します。
・イベント自体をしっかりと楽しめたこととともに、日頃なかなか体験できないことが、子どもと一緒にできたのが良かった。
・こうした体験イベントには、また参加したい。今後、子どもと環境について話をしてみようと思った。
参加いただいた皆さん、ありがとうござました。




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